漏水調査・修理の業者選びは慎重に!

もしかして漏水?

水道メーター

水道局の検針時に水道使用量がいつもより増えていると、検針員が漏水の可能性を指摘してくれます。水道局のホームページでも「季節的な利用状況の変化や家族の増加などの心当たりがなければ漏水を疑い、早期発見・早期修繕をしましょう」と案内しています。

以下のような場合は漏水している(もしくは可能性が高い)ので、まずは水道メーターのパイロットを確認しましょう。

・水栓からポタポタと水が漏れている
・トイレの便器にチョロチョロと水が流れている
・トイレタンクの音が止まらない
・壁の中でシューっと音がする
・庭に一部分だけ水溜りができている(下に埋設給水管が通っている場合)
・コンクリートに一部分だけシミができている(下に埋設給水管が通っている場合)
 

パイロットの確認

パイロットの確認
パイロット

水道メーターは水道の使用量を計測しますが、水が出ている間はパイロットが回り続けています。すべての栓を閉めてもパイロットが回っているということは、どこかで水が漏れていることを意味します。また、水量が多くなると回転速度が速くなりますので、グルグル回っていたら早めに修理業者を探しましょう。

漏水調査・修理はどこに頼めばいい?

水道メーターより道路側の給水管

水道局が管理しているので、修理依頼・費用負担は水道局です。
各自治体水道局のホームページなどを確認し、お客様センターにお問い合わせください。

水道メーターより宅地内の給水管

居住者の管理となり、修理依頼・費用負担は居住者(もしくは建物所有者)です。
水道局では修理依頼の紹介先として指定給水装置工事事業者一覧を掲載しています。

給水装置の新設・改造・撤去等の水道工事は、各自治体の水道局が認定した指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)でなければ行えません。

初めて業者に依頼する、もしくは信頼できる業者がいない場合は、指定給水装置工事事業者一覧から近くの業者を選ぶのが一番良いと思います。また水道工事には一般に明確な工事金額というのがないため、1社だけでなく複数にお見積りを依頼すること(=相見積)をおすすめします。

漏水調査・修理業者のタイプ

実は巷にあふれる(?)水道工事業者にはいくつか種類があります。

・漏水修理でもトイレや水栓の器具交換のみで施工完了したい(しかできない)タイプ
・手間のかかる調査・修理はせずに引き直し専門でやりたいタイプ
・漏水全般をオールラウンドに請けているタイプ


トイレや水栓など器具交換は、指定給水装置工事事業者でなくても行えます。よくあるのは緊急業者(24時間すぐ駆け付けて水漏れを直します!的なもの)で、トイレや水栓をその場で交換し配管をさわらずに施工終了したいので、屋外の漏水となると「わかりません」と言って帰ってしまうそうです。

また漏水調査には音聴棒や漏水探知機・水圧テストなど方法は様々ですが、調査する人の経験や技量・センスで個人差があったり、見つかるまで終われない、漏水箇所を特定できていないのに調査費用を請求されるといったトラブルもあるため、初めから調査をせずに引き直しをすすめてくる業者もあります。
(※水道局で認定している指定給水装置工事事業者一覧にある業者ではなく、あくまで世間一般の業者です。)

日本ホームは漏水全般を請けているタイプ

トイレや水栓からの水漏れとわかっていれば、それを安く修理してくれる業者で十分でしょう。
(雑な工事や高額請求する業者にはご注意を!)
ただ漏水箇所がわからない時に業者選びを間違えると、「うちではできません」と断られ、その間に水はどんどん漏れていく・・・といった状況になりかねません。

お客様が弊社に依頼する時に「すでに2社に見てもらったんだけどわからないと言って帰られて・・・。おたくが3社目です。」と言われることもあるのですが、行ってみると意外と音聴棒だけでスッと漏水箇所を見つけたりして、そもそも前の業者は調査をしていないんじゃないかと思ったりします。

日本ホームでは漏水全般お請けしています!
トイレ・水栓の水漏れから土やコンクリート下・壁中・床下給水管の漏水まで、漏水調査・修理の経験を積んだ専門スタッフにおまかせください。

水漏れ・漏水について

弊社では水漏れと漏水を以下のように区別しています。

・水漏れ・・・トイレや水栓の衛生器具からの漏れ
・漏水・・・給水・給湯管(上水道)や排水管(下水道)からの漏れ

水栓からの水漏れ

キッチン水栓
キッチン水栓

吐水口やレバー下からポタポタ水漏れしていませんか。浴室水栓などは朝一番に床が濡れていて気が付いたりします。

トイレ・タンク内の水漏れ

トイレタンク内部
トイレタンク内部

次はトイレ。これはトイレタンクの内部です。ボールタップやフロートバルブなどの劣化により水が止まらず便器にチョロチョロと流れ続けることがあります。

埋設給水管の漏水

給水管のピンホール
給水管のピンホール

土中の埋設給水管のエルボ(L字型継手)部分にできたピンホールからの漏水です。非常に多いパターンですが、このような場合はパイロットもグルグル回り、音聴棒を土中に差して音が聞こえるため比較的漏水箇所を見つけやすいです。

床下給湯管からの漏水

床下銅管
床下銅管

ここまで漏れていると水の音が外側から聞こえ、外壁にも水シミができていました。

漏水の調査方法

音聴棒での漏水調査

音聴棒
音聴棒

音聴棒(おんちょうぼう)という聴診器のような道具を水道メーターや給水管・水栓などに当てて水の音を聞いて調べます。土の中やコンクリートに穴をあけて差したりします。漏水量が微量だと音が聞き取れないこともあります。

探知機での漏水調査

漏水探知機
漏水探知機

コンクリート下の埋設管漏水は探知機で調査します。聴診器のような道具をコンクリートや水道メーターなどに当てて水の音を聞いて調べます。車の交通量が多いところは音が聞き取れないため不向きです。

水圧テストポンプでの漏水調査

水圧調査
水圧調査

コンクリート下の埋設管や土中でも漏水が少量で音が聞き取れない場合は、一部掘削し給水管にテストバルブを付けて水圧テストを行います。

水圧テストポンプ
水圧テストポンプ

テストバルブを付けて配管経路をブロック分けして調査しますが、部分修理の範囲決めや、複数ブロックでの漏水であれば引き直し工事をおすすめするなどの判断をしています。

漏水修理

埋設給水管の漏水修理

コンクリート下の給水管
コンクリート下の給水管

破損している給水管を一部切断し、新しいHIVP管(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)を取り付けて、既設管と接続します。

天井裏給湯管の漏水修理

銅管修理
銅管修理

古い銅管の修理です。現在給湯管の新設で銅管は使われませんが、溶接を行わずに修理に便利なワンタッチ継手などの部品があるため、時間短縮・工費削減でお安く工事が行えます。

給湯・給水管の引き直し

給水管の屋外露出配管

給湯器周りの給水管
給湯器周りの給水管

給湯器まわりの給水管を引き直しました。HIVP管に保温材を巻き付けています。モールカバーを取り付けてもっと仕上げにこだわることも可能です。

給水管の建物基礎下の配管

ポリブテン管の取付
ポリブテン管の取付

点検口や基礎下に十分なスペースがあれば建物の床下に給水・給湯管を配管することが可能です。水道メーターから建物反対側の水まわりまで、外周を這わせるよりもショートカットできて、工事が縮小できます。

給湯・給水管の床下配管

洗面の給湯・給水管
洗面の給湯・給水管

室内の床板を開口し、給湯・給水管を新設します。ここでは屋外に使用したHIVP管ではなく、軽量で施工がしやすいポリブテン管で配管しています。
この上に新しい洗面化粧台を設置して水栓に接続します。

まとめ

漏水調査・修理依頼には業者選びがとても重要です。

漏水修理業者には、住宅設備工事(トイレ・水栓などの器具付け)を得意とする業者と、配管工事(給水・給湯・排水管交換)を得意とする業者があります。

水道局の検針などで漏水の可能性を指摘されて、原因は室内(主にトイレ・水栓など)か屋外(給水・給湯管)かとなった時にタイプが違う業者を選んでしまうと、満足のいく対応が得られない場合があるからです。

日本ホームは住宅設備工事・配管工事ともに得意とし、漏水調査専門の経験豊富なスタッフがお伺いいたします。即日修理から工事の見積まで漏水全般に対応していますので、ご安心ください。

また、築50年だとどんな給水管の漏水でも引き直し工事になってしまうのでしょうか・・・そういうわけではありません。

音聴棒の調査で漏水箇所がすぐに見つかり、お伺いして2時間弱で漏水が解消されることもあります。

漏水調査を効率的に行うためには、配管経路のいくつかをバルブで閉めてエリアごとに水圧をテストするのですが、複数エリア漏水していたら、引き直し工事をおすすめします。
新旧混ざった配管よりも、すべて新しい配管の方が安心して永く快適にお使いいただけるからです。

また土やコンクリート・タイルなどを掘削し復旧するのに時間も費用もかかるため、古い配管には手を付けず、新しい給水管を屋外に露出配管した効率の良い工事をご提案します。

弊社では見積書を複数パターン作成してお客様にお選びいただいています。お客様のご希望に沿う最善の方法をご提案し、ご納得いただけることが一番大切だと思っているからです。

他社がお手上げだった案件を工事させていただきお客様に喜んでいただけると、この仕事をやっていて良かったなぁと思える瞬間です。

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