排水ます★こんな症状があったら・・・

今回は弊社が「排水ます」についてお客様からご相談いただいた症状をご紹介させていただきたいと思います。もしもご自分のお宅で現在お困りなことなどがありましたら、ご紹介させていただく事例を参考に修理や交換などの目安にして頂ければと思います。

① コンクリート製の排水ますに穴が開いている

排水ます穴

古いコンクリート製のますは塩ビパイプ、土管などが接続されています。20~30年程前の排水ますは経年劣化で、その接続部に穴や隙間が開いたり、底に穴が開いたりします。穴が開くとその部分から排水が漏れて周囲の土に穴を開けたりなどの不具合が連鎖的に起こります。

排水がつまるなどの症状はこうしたトラブルの初期段階のサインかもしれません。

② 排水ますに木の根が入っている

木の根
排水マスの近くの庭に植栽がある場合、木の根が排水マスに入り込んでいる場合があります。老朽化した排水マスに穴が開いてそこから木の根は侵入し成長を続けます。
こちらの場合も初期症状として排水がつまるなどのトラブルが起こります。またお庭に植栽が多くあるお宅はこまめに排水ますの蓋を開けて確認するようにすると良いです。

③ 排水ますの周囲の土が陥没している

土陥没

排水ますに穴が開いてしばらくその状態で放置すると、その周囲の土を削り穴が開いたり土壌の陥没を引き起こします。その後古いますはそれ自体が下へ落ちてしまう事が多いです。
マスの周囲の土がへこんでいる、タイルやコンクリートなどが大きく波打っていたり、ひび割れていたりする箇所があれば要注意です。右端の写真のように人が入れるくらいの陥没を引き起こしたお宅もあります。

④敷地の外や擁壁に排水が流れ出ている

擁壁水漏れ
排水ますに穴が開いて、地中に排水が流れだすと最終的にはどこかへ流れていくことになります。それが高さのある敷地などでは、擁壁から漏れ出すことになります。写真のように水の流れた跡がある場合、かなりの長期間に渡って排水が流れていたと思われます。