排水管カメラ調査の料金プランと施工内容

排水管カメラ調査とは

排水管内部に小型カメラを挿入し、汚れ・つまり・異物混入・破損箇所・勾配不良などを高画質な撮影画像で詳細に確認します。

コンクリート下や土中深く埋設された配管も壊すことなく内視鏡で視認することができるため、排水トラブルの原因究明や排水工事の見積作成に役立っています。

ただ、いくらカメラが高性能でも排水工事の知識や技術が伴わなければ意味がありません。

日本ホームでは排水設備指定工事店として34年、排水工事18,000件を超える施工実績のもと、排水管を熟知した専門スタッフがカメラ調査を行い排水管内部の異常を検知します。

排水管カメラ調査料金

基本料金

排水管カメラ調査


(1か所・15m以内)
55,000円(税込)
排水管カメラ調査


(数か所もしくは15m以上)
別途お見積り(出張見積無料)

追加料金が発生する場合

排水管内部が詰まっている場合は調査ができないため、先に高圧洗浄をする必要があります。
また、報告書は写真のみになりますので、SDカードによる報告書をご希望の場合はお申しつけください。

排水管高圧洗浄


(詰まっていて撮影ができない場合)
27,500円(税込)~
SDカードによる報告書作成


(ご希望の場合)
33,000円(税込)~

※2025.3.11現在の料金になります。
※追加料金が発生する場合は必ず事前にご相談させていただきます。勝手に作業することはありませんのでご安心ください。

使用する排水管カメラ

弊社では排水管カメラ調査に、REX「管内カメラ Gラインスコープ」を使用。

主な特長・仕様
●対角160°の広角レンズを採用
●映像のトップが常に天井を向く自動水平調整機能
●録画機能搭載動画・静止画の画像をSDカード/SDHCカードに記録可能
●90°エルボ2箇所の通過(φ40mm以上)が可能
●水深30mまで使用可能な防水カメラ
●カメラヘッドはΦ30で、管径φ32~φ110まで適応
●ケーブル有効長28m
●リチウムイオン電池装着可能

施工内容

Case#1 


浴室排水管に落下した異物の除去

1年半前に浴室の排水口に排水栓と歯ブラシを落下させてしまい、4か月前から排水がほとんど流れません。
他社でローポンプやトーラーで取り出そうとしてもうまくいかなかったのですが見てもらえますか、というご依頼でした。

まずは排水管カメラ調査で、排水栓と歯ブラシの位置を確認。
トーラーでは取り出せなかったので、高圧洗浄の逆噴射する水の勢いを利用して少しずつたぐり寄せることにしました。

排水管にカメラと高圧洗浄のホースを挿入し、交互に作業。
排水栓が排水管の幅いっぱいにあり重かったため時間はかかりましたが、カメラで映し出される映像をモニターで見ながら、最後まで排水栓を見失うことなく取り出すことができました。

排水管内異物除去の動画

Case#2 


擁壁水抜き穴からの水漏れ調査

築5年の戸建ですが、玄関前の水抜き穴から定期的に水が漏れています。
3~4か月続いているので見てほしいとのことで、階段上の排水桝からカメラを挿入して排水管内部を調査しました。

擁壁埋設部3m付近で排水管のエルボが破損しているのを確認。排水管一部交換の見積をご案内しています。

Case#3 


排水管内に固着した大きな尿石の塊を発見

築38年4階建マンションの1階店舗にある排水管が、度々詰まるので調査してほしいとのご依頼でした。

カメラで視認しやすくするため、ますは高圧洗浄でつまりを除去します。
お客様も一緒にご覧になっていたモニターに映し出されたものは、排水管底面に固着した尿石の塊でした。

管内を撮影したまま、高圧洗浄機の水圧で取り出した尿石は50cmほどの大きさがありました。
カメラ映像からもコンクリート桝の劣化がお客様に伝わり、塩ビ桝への交換も依頼してくださいました。

Case#4 


排水管内にびっしり詰まった木の根

オフィスビル2階のバルコニーで、排水がつまっているので見てほしいとのご依頼をお受けしました。

まずは雨水立管が破損していたため、一部を新しい塩ビ管に交換。
それから、室内にある桝や雨水管を管内カメラで調査しました。

排水桝のひび割れたところから木の根が侵入しているのが見て取れたので大方の予想はしていましたが、排水管内のどこに木の根がつまっているかを把握することができました。

トーラーで桝の中の塊を取り出すと、木の根がごっそり取れて、無事つまりが解消されました。

Case#5 


トイレつまりの原因は排水管の勾配不良

築42年4階建マンション1室で、トイレ排水の流れが悪く何度か詰まっているため、調べてほしいというものでした。

ユニットバスとキッチンの室内掃除口より大型トーラーにてつまりを除去。
何度か詰まるとのことで、管内カメラ調査を行っています。

カメラ調査の結果、排水管の勾配不良がわかり、詰まりの原因の一つと考えられました。

Case#6 


地中に想定外の排水桝を発見

戸建の2階トイレの流れが悪く、下流の桝に排水が流れて来ていませんでした。
途中で排水管が外れて地中に漏れていると予想したのですが、管内カメラで調査したところ、想定していない桝が見つかりました。

新たに見つかったコンクリート桝は穴が開いており、そこから排水が漏れていました。
桝の上流と下流にある塩ビパイプをつなぎ合わせ掃除口を取り付けています。
また、2階トイレと1階キッチンの合流桝の接続にも不備があったため、MSジョイントで接続し直しました。

Case#7 


ビルの排水管工事の見積を作成

築33年になるビルの埋設排水管がずれてしまって排水がうまく流れず、高圧洗浄をやっても意味がありませんでした。
排水管やりかえ工事の見積をお願いしたいとのことで、カメラ調査を行って破損箇所を特定しました。

崩れた汚水桝1か所と雑排水桝1か所、6mほどの横引き管改修工事のお見積りをご案内しました。

Case#8 


コンクリート製排水桝の穴あきによるトイレつまり

事務所として使用している戸建でトイレの排水がよく詰まるため、カメラ調査を行いました。

管内カメラで排水管のつまりと勾配を調べます。継ぎ目が何箇所かありますが、勾配に問題はありませんでした。
しかし排水桝の方は、コンクリート製で破損により一部穴が開いているのが確認できます。
最終の桝も経年劣化が見られました。

この2つの桝についてお客様にご説明したところ、後日交換のご依頼をいただきました。

カメラ調査_排水桝の穴あき

Case#9 


擁壁からの水漏れ原因は排水管の割れ

擁壁から水が漏れているとのことで、調査を行いました。排水桝が宅地内最終桝1つしかないため、そこからカメラを入れています。

モニターに映し出される排水管内部の画像で、排水桝から約7mの位置の継手部分でパイプの割れを確認。
工事のお見積りをご案内しました

Case#10 


排水管の勾配不良によるトイレつまり

ビル1階店舗のトイレが詰まるので、原因調査をお願いしますとのご依頼でした。

店舗内トイレの便器を脱着し、管内カメラを排水管に挿入し撮影。トイレットペーパー詰まりを確認しました。
排水管の勾配が取れていないため、トイレットペーパーが溜まりやすいのが原因です。
高圧洗浄機でつまりを除去して作業終了です。

戸建・マンション・ビル・店舗など


あらゆる建物のオーナー様より調査


依頼をいただいてます

弊社の排水管カメラ調査は、法人だけでなく個人のお客様からも多くのご依頼をいただいております。
地中に埋設された排水設備のトラブルにおいて非破壊での原因究明は非常に有益で、つまりや水漏れ・経年劣化による破損も的確な診断のもと最善の修繕方法をご提案することができます。

ただし有料の調査になりますので、まずはカメラ調査が適しているか判断させていただきます。
目視の点検で原因が特定できる場合もあり、決して不要な調査をおすすめすることはいたしません。

また上記の料金はカメラ調査単独での設定となります。
引き続き修繕工事のご依頼をいただいた場合、調査費用を実質お値引きすることもあります。
現場の状況により金額はさまざまですので、無料で見積を作成いたします。まずはお気軽にご相談ください。

排水管カメラ調査 動画