築60年マンションの給水管漏水修繕工事(横浜市磯子区汐見台)

発想の転換による漏水修繕工事
横浜市磯子区汐見台 Sマンション 管理組合様からのご依頼内容
マンション共用部で漏水しているのですが、他社で行ったトレーサーガス調査で漏水箇所は特定しているので、修繕工事の見積をお願いします。
施工内容
漏水箇所を掘削したところ、鉄管のサビがひどく修理を断念。使えなくなった立水栓の代りに、水道メーター付近に散水栓を設置しました。
他業者による漏水調査
Sマンションは4階建て16戸のマンションです。
共用部には水道メーターが1つあり、そこから敷地内にある3つの立水栓まで給水管が埋設されています。




立水栓下にある埋設給水管の漏水
今回漏水が発覚した時に、他業者にトレーサーガス調査の依頼をして漏水箇所を特定したそうです。
調査結果は「マンション入り口横の立水栓(水栓②)の根元からの漏水と推測されます」とのことでした。

弊社に修繕工事の見積依頼
弊社では「漏水箇所は特定できているので、修繕工事の見積をお願いできますか」とのご依頼を受けて、2種類の工事案を作成。
■見積1. 埋設給水管の一部切り回し
■見積2. 埋設給水管の一部切り回し+立水栓交換
見積1はコンクリートを斫って漏水箇所を目視で確認し、破損箇所の給水管を一部交換するものです。
見積2は1に加えて既設蛇口を撤去し、水栓柱を取り付けて水栓①と同じような立水栓を新設します。
ご相談したのち見積2の施工依頼をお受けして、後日工事をすることになりました。
修繕工事を断念
施工当日、早速コンクリートを掘削して埋設給水管を確認したところ鉄管のさびによる腐食が激しく、やむなく切り回し工事を中止することにいたしました。




築60年のマンションですので予想はしていたことですが、初期調査を弊社で行っていないためコンクリートを斫ってみるまでは断定できません。
仮に部分的に新しい給水管を接続したとしても、いつまた他の箇所から漏水が起きてもおかしくない状況で安易に工事を進めることは、お客様にとっても不利益なことになってしまいます。
4つめの水栓を新設
弊社では給水管の引き直し工事が最善の方法であると判断し、改めて見積のご案内をしました。
工事内容としては、できるだけ費用を抑えるためにコンクリートの斫りは極力避けて、土中の埋設管と外壁に沿った露出配管で給水管を新設し、3か所の立水栓も新しく交換するものです。
ところが管理組合様からご提案された工事方法は、「既設管も触らず引き直しもせず、水道メーターのすぐ横に散水栓を新設する」というものでした。




マンション専有部分は別の水道メーターがありますので、これで十分とも言えます。
長いホースがあればゴミ置き場の掃除も可能です。
既設3水栓を閉鎖
既設給水管は手を付けずそのまま残し、3水栓は撤去したのちプラグ止めして整地いたしました。
水栓①


水栓②


水栓③



施工後の通水テストも問題なく、2時間で工事は終了。
最小限の工事で今後漏水の心配もなく、快適にお使いいただけるようになりました。
施工期間(事前調査除く) | 2日間(8:00~10:00)1人 |
施工日 | 2024年7月22日、29日 |
出張見積 | 無料 |
管理コード | No.06-052 KYI240729-0149 |
当社は給水・給湯管引き直し工事や漏水調査・修繕工事はもちろん、排水マス交換工事や排水管清掃、水回りのリフォームなどもお受けしております。つまり除去や水漏れ修理など内容によっては即日施工が可能です。出張見積は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。