築53年マンション専有部の給水・給湯管交換(横浜市南区)

漏水の可能性で給湯器が作動しない
横浜市南区南太田 Sマンション N様からのご依頼内容
マンション専有部の給水管交換を考えているので、見積をお願いします。
施工内容
見積をご案内し、給水・給湯管ともに交換する工事を施工いたしました。
水圧が弱くてお湯が出ない
Sマンションは築53年になる7階建て総戸数63戸のマンションです。
ご依頼いただいたN様は6階にお住いで、水圧が弱く給湯器が作動しないとのことでした。
給湯器は問題ありませんでしたので、他に原因は2つ考えられました。
1つは床のフローリングが一部変色し、床下で漏水している可能性がありました。
その点について、N様は給水管を交換したいとお考えでした。
そしてもう1つはマンションの給水が高架水槽方式のため、元々の水圧が弱い可能性です。
高架水槽方式は、受水槽に貯めた水を揚水ポンプで屋上まで上げてから、水の重力で各階に給水します。
落下してからの距離が短い上層階は水圧が弱く、下層階になるほど水圧が強くなります。
N様にとって納得のいく水圧が確保できる保証はありませんでしたが、その点もご了承いただき工事依頼をくださいました。
今回の工事では、専有部に加圧ポンプを取り付け、古くなって水漏れや詰まっている可能性の高い給水・給湯管を更新して水圧を強くし、給湯器が作動するようにします。
給水管取付:PSから室内へ




パイプスペースの内側から室内に通すこともあるのですが、今回は難しかったため、一旦外に露出して室内に配管しました。
給水・給湯管取付:室内へ






玄関横の居室内に取り込んだ給水管は、洗面所で分岐しキッチンを経て再び屋外へ。ベランダの給湯器へ接続しました。
そして給湯器から折り返してきた給湯管が、並列して取り付けられています。
室内では架橋ポリエチレン管という樹脂管を用いています。
給水管は青の、給湯管は赤の保温材が付いていますが、柔軟性があり凹凸のある所や狭いすき間にも配管できるのが特長です。
給水・給湯管取付:給湯器まわり




給湯器まわりはパイプスペースまわり同様、配管しやすい場所なのでHIVPという塩ビ管を使用しています。
適材適所で材料を替えてコストカットを行いました。
給水・給湯管取付:洗面所へ






洗面所内でトイレと浴室に分岐。洗面台下から止水栓へ接続しました。
給水管取付:トイレへ




既存配管穴はキャップで塞ぎ、新しく取り付けた止水栓に給水管を接続します。
給水・給湯管取付:浴室水栓へ







洗面所内で分岐した給水・給湯管を浴室水栓に接続しました。
配管ルートは建物の構造・間取り・パイプスペースや給湯器の位置などにより異なり、仕上げ方法もご予算によって変わります。
コストよりもできるだけ配管を目立たなくすることを優先したい場合は、室内も白いモールカバー(今回浴室で使用したもの)で仕上げることも可能です。
現場調査を入念に行って、出来るだけお客様のご希望に沿う形で施工したいと考えておりますので、ご不明な点がございましたら遠慮なくご相談下さい。
施工期間(事前調査除く) | 3日間(8:00~16:00)1~3人 |
施工日 | 2025年7月3、4、8日 |
出張見積 | 無料 |
管理コード | No.05-221 KYM250708-0745 |
当社は給水・給湯管引き直し工事や漏水調査・修繕工事はもちろん、排水マス交換工事や排水管清掃、水回りのリフォームなどもお受けしております。つまり除去や水漏れ修理など内容によっては即日施工が可能です。出張見積は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。