S様は、お部屋の床や壁・キッチンカウンターの交換や窓の増設なども検討されているとのことで、漏水調査とリフォームのご相談をお受けしました。

配管を交換した直後に建築リフォームを行うのは、タイミングとしては理想的です。よくあるのが、費用的に難しいため配管はそのままで建築リフォームを優先し、完成後に漏水するパターンです。せっかくきれいになった床や壁に穴をあけて工事をしなければならず、手間や費用も余計にかかり、精神的なダメージも結構あります。

まずは漏水調査を行って埋設管からの漏水とわかったところで修繕工事の見積をご案内しました。また同時に給水管を新しく引き直す工事もご提案。リフォームのお見積りはそれとは別に作成し、できるだけS様のご希望に沿えるよう、細かくお選びいただけるよう配慮いたしました。

露出配管

S様のご希望で、給水管の引き直し工事を施工。水道メーターまわりの土中埋設管から新設いたしました。コンクリート下の既設管はそのまま閉じて、新たに露出配管で外壁に固定しています。給水管は塩ビパイプのHIVP管（耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管）で、保温材をダブルで巻き付けました。

各水まわり

キッチン・洗面・浴室・トイレ・洗濯場、各所で壁に貫通穴を開けて給水管を通しました。幸い、水まわりはすべて1階にあり、外壁に面した場所にあるため、室内で露出配管が目立たずに済みました。
また、洗濯水栓は新しく交換しています。
洗濯水栓：TOTO　TW11R

立水栓の排水分岐

立水栓とガーデンシンクの排水を分岐させたいとのことで、こちらは排水管を交換いたしました。

一通りの工事を終えたところで、給水管・排水管両方の通水テストを行い、異常なしを確認して工事完了です。漏水が解消されホッとしたところで、次はリフォームのご案内ですね。